どうして?? 食べ放題のお店が赤字にならないそのからくりとは?

「食べ放題」

誰もが一度は行ったことがあるお店ではないでしょうか。

そして、そこで考えることはおそらく2つ。

1つは「絶対に元を取る量は食べる」ことだと思います。(笑)

大食いの人からすると、天国のような場所ですよね。

もう1つは、「どうして食べ放題のお店は赤字にならないの?」という疑問ではないでしょうか。

これは小さな頃はあまり考えたことはありませんでしたが、バイトなどで学生時代から働くようになり、「このお店はどうやって経営が成り立っているんだろう?」と疑問を持つようになりました。

そんな風に感じたことのある方は意外と多いのではないでしょうか。

ちなみに著者は全然食べないので、天国なんて思ったことはありませんが・・・笑

では、どうして食べ放題のお店が赤字にならないのか、そのしくみを見ていきましょう。

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どういう風に経営は成り立っているの?

レストランのバイキングを例として見ていきます。

レストランの費用は、材料費とその他(お店を借りる費用・正社員やアルバイトの給料等)に分けて考えます。

材料費は、もちろんですがお客さんが食べた分に比例して増えていきます。

ですが、その他の費用はお客さんが来ても来なくても増えたり減ったりすることはありません。

そのため、材料費のようなお客さんの来店数あるいはお店の収入等に比例して増える費用を変動費、その他のような来客数と無関係な費用を固定費といいます。

レストランのコストに占める変動費の割合は、一般の人が想像しているよりも低いと言われているので、今は3割として考えます。

例えば、普通のレストランで、お客さんは1500円の食べ放題で来店したとします。

その1500円の内、変動費を500円として考えると、お客さん1人の来店につき収入が1500円増え、変動費が500円かかりますから、差し引いた1000円がお店の利益になります。

その一方で、このレストランの固定費を10万円とします。

お客さんが1人も来店しなかった場合、もちろん10万円の赤字になります。

お客さんが1人来店する度に、その10万円から1000円が減っていきますので、お客さんが100人来店した時点で赤字ではなくなり、それ以降来店するお客さんの分はすべて利益になるというしくみなのです。

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大食いのお客さんはお店からするとありがたい!?

先ほどの例を元に説明していきます。

食べ放題のレストランで、お客さん2人がそれぞれ自分の分の料金を支払います。

1500円が2人なので3000円の収入で、変動費は500円の2倍なので1000円、つまり差し引いて2000円の利益になる、これが先ほどのしくみでしたよね。

ですが、もしその2人が大食いで、1.5人前ずつの量、つまり2人で3人分を食べたとします。

一見、これはお店からすると涙目な状況かと思いますが、そうではないんです。

2人の来店なので、先ほどの計算から、1人あたりにつき1000円、つまり2000円の利益が出ることがわかっていますよね。

そこで、来客の人数が変わらずに、大食いの人たちによって変動費が2人分から3人分になりました。

本来は1500円の収入が3倍になるので、4500円の収入、変動費は500円の3倍で1500円、差し引いて3000円の利益となります。

ですが収入は3000円のまま、変動費は3人来店していることになるので1500円、つまり差し引いた1500円が1人あたりのお店の利益になるわけです。

お客さんにとってはお腹いっぱい食べて大満足、お店にとっても実は普通より利益が出るのでありがたいことなんですね。

 

ビュッフェスタイルのレストランは賢い!?

食べ放題には様々な種類がありますよね。

その中でも、お客さんがあらかじめ大皿に盛ってある料理を好きなだけ取って食べるビュッフェスタイルのレストランにしているところは「賢い」と言えます。

それは完結にいうと効率が良いからです。

まず、コックさんが作る料理の数は多くても、その量自体も多いので、手間がそれほどかからないんですね。

そのためコックさんの人件費は他のお店よりかかりませんし、コックさんへの負担もそれほど過度なものにはならないのです。

また、料理は最初大皿に盛ってしまえば、盛り付け直す必要も毎回お客さんのところへ運ぶ労力も必要ありません。

何かのミスでコックさんが料理をわざわざ作り直すような手間もなくなるわけですね。

食材の仕入れに関しても、ビュッフェスタイルなら必要な分だけ材料を過不足なく仕入れるので、売れ残って廃棄にする可能性は普通の食べ放題のところよりも減るわけです。

 

まとめ

案外知られていない食べ放題のレストランのからくり、いかがでしたでしょうか?

これで、「食べ放題で食べまくって店を赤字にしてやる!」といった挑戦は全く無意味になってしまう、むしろお店から喜ばれることがお分かりいただけたかと思います。(笑)

純粋にいっぱい食べたい大食いの人にとっては変わらず行き続けることと思いますが、「食べ放題で元を取る」というよりは、「いっぱい食べれることが幸せ」という考えでお店に行った方がいいかもしれませんね。



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