動画共有サイト「YouTube(ユーチューブ)」に投稿する「YouTuber(ユーチューバー)」のマネジメント支援会社である「UUUM(ウーム)」が東京証券取引所マザーズに新規上場を果たしました。
YouTuberの支援業務をする企業の上場はUUUMが初めてです。
でもまず、あまりYouTubeを見ない方にとっては、UUUMとはなんぞや?となることは間違いないと思います。
では、UUUMがどのような会社なのかを見ていきましょう。
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目次
- 1 UUUMとは?
- 2 UUUMにはどのような人が所属しているの?
- 3 UUUMの東証マザーズへの上場って凄いの?
- 4 東証とは?
- 5 では東証マザーズとは?
- 6 上場するメリットは?
- 7 まとめ
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UUUMとは?
UUUMとは正式名称はUUUM株式会社で、日本のマルチチャンネルネットワークです。
マルチチャンネルネットワークとは、YouTubeに動画を投稿するクリエイターのマネジメントを行う会社の総称のことを言います。わかりやすく言うと、芸能事務所のようなものです。
主な収入源は、企業から受注した案件と、所属するYouTuberによる動画広告収入の一部です。
YouTubeに動画を投稿するクリエイターの影響力は拡大傾向にあって、動画内でのプログラム制作やプロモーションを支援する会社が設立されるようになり、マルチチャンネルネットワークとして成立しました。
UUUMにはどのような人が所属しているの?
UUUMには多くのYouTuberが所属しています。
例えば、HIKAKIN(ヒカキン)や、はじめしゃちょー、SEIKIN(ヒカキンの実兄)など他にも数多くのYouTuberがYouTubeに動画をアップしています。
もちろんマルチに活動している人や、ゲーム実況が主な人、ファッションや美容系に関しての動画を投稿しているYouTuberなど、ジャンルによっては注目されている人や人気のある人も数多くいます。
UUUMの東証マザーズへの上場って凄いの?
ここから本題に入っていきましょう。
まずUUUMとはどのような会社でどのような方が働いておられるかはなんとなく理解していただけたかと思います。
では、まずは東証についてわかりやすく説明していきたいと思います。
東証とは?
日本では証券取引所が株式会社を運営しています。
証券取引所は、日本に東京・名古屋・福岡・札幌にあります。そしてこれら4つの証券取引所が株式会社を動かしているのです。
1つの証券取引所でも複数の株式市場を運営しており、東京証券取引所の場合は「東証一部・東証二部・ジャスダック(スタンダード)・マザーズ・ジャスダック(グロース)」を運営しています。
上場するにあたって、それぞれの株式市場の審査基準を満たす必要がありますが、企業はこれらの株式市場に上場することで会社を動かす資金を投資家から調達することができます。
では東証マザーズとは?
東証一部という市場は一番敷居が高く、審査基準が最も厳しいという特徴があります。
逆に言うと、企業としての価値や信頼が高く、社会的に認められている企業が集まった市場が東証一部になります。
上で説明しましたが、東京証券取引所の中には「東証一部〜ジャスダック(グロース)」までのランクが存在します。
その中で今回、UUUMは「マザーズ」に上場したわけですが、もちろん全ての会社がこのランクのどこかに所属しているわけではありません。
つまり、UUUMは「東証一部という大手」に近づくチャンスを得たわけです。
東証マザーズはベンチャー企業向けに開設されている市場ですが、東証一部・二部では上場企業の「設立後の年数や利益額」を重視するのに対して、東証マザーズは「今後の成長性」が重視されます。
よって、現在は赤字であっても、今後の成長が見込めると判断されれば、上場が認められるのです。
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上場するメリットは?
では、上場するメリットとはどのようなものがあるのでしょうか。
もちろん上場していけば、テレビや新聞などで企業名が表示されるので、多くの人に認知されるようになります。
また、高いレベルにある企業に勤めている従業員にとってはモチベーションを高い状態で維持することもできます。
会社にとって上場することでデメリットはないので、どの企業も上場を目指して日々頑張っているのです。
まとめ
あまり上場について詳しく知らなかった方も、今回のこのUUUMの上場の件で、上場することがどういったことなのかということがおわかりいただけたかと思います。
こういったYouTubeに動画を投稿し、その収入で生活していくYouTuberの認知度も今回の件で相当高まったのではないでしょうか。
マルチチャンネルネットワークのUUUMが上場したことによって、今後も一般的な会社のみならず、様々な会社に上場のチャンスが巡ってくることでしょう。
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